セブキッズとの道!

フィリピン・セブ島を拠点に、スポーツ・音楽教育を通したライフスキル育成に取り組むNPO法人セブンスピリット。

11/30 チャリティコンサート in 東京 開催決定!【P[L/R]AY FOR PHILIPPINES】

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こんにちは!NPO法人セブンスピリットのヒデ(@Akihide7Noguchi)です。

セブンスピリットの台風30号<ハイエン>フィリピン被災地支援プロジェクト【P[L/R]AY FOR PHILIPPINES】の第1回目となるチャリティコンサートの開催が決定いたしました!

 

 

11/30(土)午後5:00〜、午後7:30〜の2回開催となります。

第3回UUUオーケストラプロジェクトのソリストであるピアニストの朝岡さやか様をはじめ、活動にご賛同頂ける音楽家の皆さまが集ってくださいました。

本格クラシックから、皆さまお馴染みのメロディまで、バリエーション豊かな音楽の時間をお届けします。土曜日の宵、心地よい音楽をお楽しみください。

このコンサートの収益は、台風30号の被災地支援に充てさせていただきます。

 

また、何か楽器が演奏できる方は、コンサートの最後に全員で「花は咲く」の大合奏をしたいと思っておりますので、ぜひ楽器をご持参ください :) 楽器の出来ない方も、ぜひ歌でアンサンブルにご参加くださいね ♪

 

━━…━━…コンサート詳細…━━…━━

【日時】

2013年11月30日(土)

①夕の部:午後5:00〜 ②夜の部:午後7:30〜

 

【会場】

カルラホール(東京都世田谷区経堂)

小田急線経堂駅より徒歩12分、千歳船橋駅より徒歩13分

詳しいアクセスはこちらからご確認ください。

 

【入場料】

各回 1,500円

(このコンサートの収益は、台風30号の被災地支援に充てさせていただきます。)

 

【出演者と演奏曲目(予定)】

朝岡さやか(ピアノ)

ラフマニノフ ピアノ協奏曲第2番ピアノ・ソロバージョン

オリジナル曲など

 

幣真千子(声楽・メゾソプラノ)/ 伴奏者 大野 信誓

グノー アベマリア

オペラ「ドン・カルロ」よりエボリ公女のアリア

Time to say goodbye

 

 

野口彰英クラリネット)・並木萌(フルート)

ドビュッシー 月の光 

ピアソラ アヴェ・マリア など

 

星野なな子(トロンボーン

浦田拳一(ファゴット

 

その他出演者には現在も声掛けを行っております。

※演奏曲目は変更となる可能性があります。

 

★皆で奏でよう!「花は咲く」アンサンブル

コンサートの最後に、会場にお越しいただいた皆さまと東北支援テーマソング「花は咲く」の大合奏・合唱をしたいと思っています。楽譜は会場にてご用意しておりますので、楽器の出来る方はぜひMy楽器をご持参ください。楽器のない方も、ぜひ歌でご参加ください。

 

★朝岡さやか×野口彰英 特別トークセッション【音楽は被災地に何ができる?】

プロピアニストであり、東北ママとベビーをイギリスから支援する「ベビーモスリンプロジェクト」の発起人・責任者である朝岡さやかさんと、アンサンブル音楽を通してフィリピン・スラムの子ども達のライフスキル教育に取り組むNPO法人セブンスピリット理事の野口彰英。

この二人が、「今フィリピンの被災地のために音楽に出来る事」を会場の皆さまと一緒に考えたいと思います。

 

【チケット購入方法】

チケット購入をご希望の方は、

①お名前(代表者)

②チケット枚数

③夕の部 or 夜の部

④メールアドレス

⑤お電話番号

を必ず明記の上、pfp@seven-spirit.or.jpまでEメールでのご連絡をお願い致します。

折り返し、Eメールにてチケットをお送りいたします。

(チケット代のお支払いはコンサート当日にお願い致します。)

Eメールでのご連絡が難しい場合は、☎050-3390-8524までお電話ください。

 

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出演者プロフィール(随時更新していきます!)

 

朝岡さやか(ピアノ)

旧姓・松本さやか。3歳からピアノを始め、全日本学生音楽コンクール第一位他、受賞歴多数。これまでに国内外多数のオーケストラと共演。桐朋学園音楽大学ソリストディプロマコース修了、国際基督教大学ICU)国際関係学科卒業。2005年より渡英し、英国王立音楽院修了。ヨーロッパ各地にて演奏活動を行いながら、ロンドンにて作曲・即興演奏なども学び、現在はクラシックの枠を超え、アーティストのレコーディング参加、アフリカンピグミー研究者とのコラボレーション等、活動の幅を広げている。また、これまでピアノソロで演奏される機会の少なかったラフマニノフの協奏曲や交響曲を独自にピアノソロ用に編曲する活動も行っている。一児の母でもあり、東北ママとベビーをイギリスから支援する「ベビーモスリンプロジェクト」の発起人・責任者。現在は日本在住で、子育てをしつつアーティスト活動を行っている。2012年、全曲自身による作曲・演奏のピアノソロアルバム「Morning Star 〜暁〜」、「Midnight Sun〜夕桜〜」の2枚をリリース。

 

♪ 野口彰英(クラリネット

福岡県古賀市出身。高校中退後、大検合格を経て2012年3月に中央大学法学部を卒業。在学中にフィリピン大学セブ校政策科学部にて1年間の留学。21歳でアジアの子ども達にクラシックを届けるUUUオーケストラプロジェクトを立ち上げ、現在まで代表を務める。22歳よりアンサンブル音楽を通してフィリピン・スラムの子ども達のライフスキル教育に取り組むNPO法人セブンスピリット理事。小澤征爾音楽塾XIオペラ『蝶々夫人』にて通訳を経験した他、現在はCebu Philharmonic Orchestraでクラリネット奏者を務める。クラリネットタラス・デムチシン氏に師事。

 

♪ 星野なな子(トロンボーン

群馬県出身。国立音楽大学演奏学科卒業。 12才よりトロンボーンをはじめる。これまでにトロンボーンを棚田和彦、池上亘、箱山芳樹の各氏に師事。 第1期UUUオーケストラプロジェクトにて指揮者・ミュージックトレーナーを務める。現在は小学校教諭の傍ら、群馬県内の吹奏楽部講師として活動中。

 

♪ 浦田拳一(ファゴット

京都府生まれ。京都市立京都堀川音楽高等学校卒業。これ までにファゴットを仙崎和男、水谷上総、杉本暁史、水間博明の各氏に、室内楽を須川展也氏に師事。日本ジュニア管打楽器コンクールにおいて3位受賞のほ か、KOBE国際音楽コンクールをはじめ多数入賞入選している。V.ズッキアッティ氏(スカラ座管首席)、M.トルコヴィッチ氏(元ウィーン響首席)のマ スターコースを修了。現在、東京藝術大学音楽学部器楽科1年在籍。京都西京高校吹奏楽部の指導も行う。エールスト木管合奏団主宰。

 

♪ 幣真千子(声楽・メゾソプラノ)

埼玉県立大宮光陵高等学校音楽科卒業。武蔵野音楽大学卒業。在学中オペラコースに所属。 加茂下稔、加茂下晴美、大串和久、池田千穂、和泉純子、立花敏弘、大島博の各氏に師事、オペラ伴奏法を三ッ石潤司氏に師事。 声楽家としてオペラを中心に多方面で活動中。 今年の春フィリピン、セブ島に語学留学。

 

ちなみに、12月中に福岡・大阪でもチャリティコンサート開催決定!

詳細は近日中にお知らせいたします!

【P[L/R]AY FOR PHILIPPINES】支援物資第一弾を被災地メデリアンに届けて参りました!

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こんにちは!NPO法人セブンスピリットのヒデ(@Akihide7Noguchi)です。

皆さまより早速、セブンスピリットの被災地支援プロジェクト【P[L/R]AY FOR PHILIPPINES】にご賛同、ご支援を頂き、昨日11/18、皆さまからのご支援をセブンスピリットのセブ現地チームで120世帯分の支援物資に変え、被災地メデリアンに届けてまいりました。迅速なご支援、誠にありがとうございました。

 

現場の現在の状況をご報告いたします。

今回は、メデリアン市政府より要請を受け、市内にある19のバランガイ(村)のうちの一つ、特に交通アクセスの悪いカプタタン・ノルテへ支援物資を届けました。

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この村には635世帯、2,996人の人々が暮らしています。

そのほとんどが、サトウキビ畑でのプランテーション農業を生業としており、全面積の約半分を占めるサトウキビがダメージを受け、加工工場も操業をストップしてしまった今、収穫すら出来ず、為す術なくただただ支援を待っている状況です。

 

そもそもサトウキビ農家の収入は非常に低く、1日の日給は平均70〜80ペソ(約160〜200円弱)。

この収入すらが失われた今、本当に食べるものを手に入れることが難しくなってしまっています。

逆に言えば、被害の大きくなかったセブ市から約3〜4時間で行き来をすることが出来るこの地で、お金さえあれば何とか食べものを手に入れることはできるはずなのです。

今本当に問題となっているのは、お金を稼ぎたくても働く場所がないこと。そして、家が破壊されてしまったために雨風を凌げる場所がないこと。

現地の人々はそう話していました。

 

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皆さまからのご支援で用意することが出来た120世帯分の支援物資ですが、これも635全ての世帯には届きません。

このバランガイでは、住民を地区毎に11のグループに分け、支援が届き次第、順に、公平に支援物資を配るという方法を取っていました。

そのため、セブンスピリットの支援を渡すことの出来た120世帯以外の人々も、落ち着いて、秩序を持って次の支援の到着を待つことができていたようで、皆が私たちの支援に心から感謝をしてくれました。

 

「備え」

世界的な気候変動が問題視される中、(勿論起こらないことを願いますが)今回の様な台風が二度と同地域を襲わないとは限りません。

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ここから始まる街の再建にあたり、重要なのは(温暖化防止の努力は当然必要ですがここでは割愛し)今回ほどの被害が広がらないよう、十分な「備え」をした街づくりをすることではないかと感じました。

●サトウキビ農業に全面依存している産業構造

●貧困ゆえの、質素すぎる家の建築構造

一刻も早く雨風の凌げる住環境を取り戻すことが急務ですが、上記のこの2点が解決されないままに見た目だけ元通りに戻ったとしても、万が一の時に同じ苦しみを味わうことになる。

こうして、自然災害というきっかけで構造的な貧困の問題が浮き彫りになった今、私たちに出来る協力の方法は更に広がりを見せていくのではないでしょうか。

 

前記事にも考えを述べたとおり、長期的な視点で見ると、構造的な貧困状態の中で外部からのサポートに依存してばかりはいられません。

メデリアンでは、住居や建造物の再建にボランティアで協力した家族を対象に、支援物資を優先配布するとの方針を発表したようです。この自助努力を、いかに効果的・建設的なものたらしめるか。私たちに出来る協力の形を、改めて深く考えています。

 

物資とともに、音楽の贈り物。

電気の復旧しないメデリアンで少しでも被災者の皆さんの気晴らしになればと、楽器を持参し即興でミニコンサートも開いてきました。

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普段は街の何処かから必ずカラオケの声が聞こえるほど、音楽好きのフィリピン人。

演奏を喜んでくれて、そして私たちの訪問に心からのありがとうを伝えてくれて、継続支援を続けなければと改めて感じる一日でした。


今週末までに頂いた義援金は、現地事務所の判断で今週と同様の緊急支援物資、あるいは住居の再建に必要な資材へと変え、来週25日の月曜日に届けてまいります。


セブンスピリットの被災地支援プロジェクト【P[L/R]AY FOR PHILIPPINES】

詳細はこちらから。

http://seven-spirit.or.jp/plrayforphilippines

引き続き、ご支援をお待ちしています。どうぞ宜しくお願い致します!

 

追記:

フィリピンの子ども達に音楽を届ける「UUUプロジェクトXmas2013」参加メンバーを募集中です!

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今回の台風被害を受け、被災地メデリアンでのボランティア活動と演奏会、そしてレイテ島やサマール島からセブ島に避難してきている子ども達に向けてのクリスマス演奏会も急遽開催を決定しました。

今だからこそ、皆さんが力になれる方法があります。ぜひご参加ください!

参加申し込み、プログラム詳細はこちらから。

http://seven-spirit.or.jp/xmas2013

【P[L/R]AY FOR PHILIPPINES】お陰様で支援物資第1号、運搬準備が整いました。子ども達も大活躍!

こんにちは!ヒデ(@Akihide7Noguchi)です。

セブンスピリットの被災地支援プロジェクト【P[L/R]AY FOR PHILIPPINES】に、皆さまから早速沢山のご支援を頂いております。

 

11月15日時点で61,000円の義援金が集まり、本日までに現地事務所で

米 200kg

缶詰 360個

インスタント麺 480袋

飲料水(1.5L) 120本

を用意できました。

 

義援金を託して頂いた皆さま、情報拡散にご協力いただいた皆さま、チャリティコンサートの企画を早速はじめて下さっている皆さま。

全ての皆さまの気持ちを代表し、メデリアンの120世帯の被災者家族に明日18日、支援物資を直接届けることが出来ます。本当にありがとうございます。

 

今日の午後は、スタジオにて支援物資のパッキング。

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音楽教室が終わった後も子どもが帰ろうとせず、皆一生懸命お手伝いをしてくれました。

 

僕たちの教室に通う子ども達は、ほとんどがスラムエリアに暮らす貧困層の出身。

普段は、どちらかというと「支援される」側にいて、その立場に慣れている人々も少なくありません。語弊を恐れずに言えば、構造的な貧困の中で、外部から支援をされ続けることで自主性を失い、周りからのサポートへの精神的な依存性を高めてしまっているという問題も指摘されます。

国際協力の文脈でよく引用される格言に「魚を与えるのでなく、魚の釣り方を教えなさい」というものがあります。魚を与え続けられた人は、いつまでたっても自らの力で自立することが許されないという例えです。

 

今、台風で生活の術が一時的にすべて奪われてしまっている被災者の皆さんにとって必要なものは「魚」そのもの。だからこそこうして私たちも支援物資をいち早く届けようとしています。

ですが、上述の通り「構造的な貧困の中にいる」セブンスピリットの子ども達には、「魚の釣り方」を教えなければ、もっと言えば「チームで効率的に魚を手に入れ、分配する方法」を教えなければいけないのです。

 

いつもアンサンブル音楽の体験の中で、お互いのパート(役割)をチームの中で気持ちよく果たし合うことを学んでいるセブンスピリットの子ども達が、今日だって本当はお腹を減らしているはずの彼らが、こうして率先して「今最も困っている人」のために皆で協力している姿が、とても頼もしく、誇らしく、そして愛おしく思えた時間でした。

 

こちらはスタジオのほど近くに最近完成したばかりの体育館。被害の大きかったサマール島の被災者が避難してきていました。

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避難民の約半分が18歳以下の子どもであることに驚き、

「学校に通えない子ども達に、アンサンブル音楽で教育を!」が合言葉のセブンスピリットだからこそ力になれる方法がまだまだあるのではないか、新たな問いかけが生まれた瞬間でした。現場担当者の方とも早速話をし、力になれる方法を模索しています。

 

 

まずは明日、しっかりメデリアン現地の皆さんに物資を届けてまいります!

 

 

引き続き、セブンスピリットでは皆さまからのご支援を受け付けております。

復興はまだまだ始まったばかり。どうぞ皆さまからのご協力を宜しくお願い致します!

 

義援金やチャリティコンサートの企画・出演などの方法で皆さまにご参加頂けるセブンスピリットの被災地支援プロジェクト【P[L/R]AY FOR PHILIPPINES】へのご支援は、こちらからお願い致します!

P[L/R]AY FOR PHILIPPINES|NPO SevenSpirit | NPO法人 セブンスピリット