じゃあ、この子たちの家庭は?
前記事「マイホーム・ドリーム」の続きです。
昨日面接を受けた子たち。
この子はシャイボーイでした(笑)我が子を見つめる眼に父親らしさを感じますな。そういえば今日父の日でしたね。世界のお父さん方、おめでとうございました。
権兵衛さん(手前)が奨学生候補とその母親を相手に面接を行っているところです。
こんな家族だって、そりゃあ立派なお家を夢見るんだろうなぁ。
我が子を学校に送り出すので精一杯の両親だって、本当は子供と一緒に立派なお家に住みたいんだろうなぁ。
日本だって同じだろうけど。
ある学生の家。成績が優秀な生徒には、こうやって年度末に学校からメダルが授与されて表彰されます。
どこも小さな家だけど、多くの家にはこんなメダルが大事に飾ってあります。
頭隠さず尻隠す。
「物質的には豊かでは無いけど、彼らはとても幸せそうに生活している」
とかよく言うけど
何なんだろうか…。確かにそう感じることもある。
でも、やっぱりどこか他人事として捉えている。
もちろん、結婚でもしない限り他人と家族という大きな壁が存在するのは当たり前なことだし。
「お父さんが会社を首になりました。暫く新しい仕事を探したけど近くでは見つからないので、中東に大工として出稼ぎに行きました。」
自分の家族の事を考えて、リアリティがない。
そして、フィリピン人にとってはその方が稼ぎが断然良いという事実。
「うちにはお父さんがいないので、お母さんは毎朝アイスキャンディを作って町に売りに出かけて、お祖母さんが近所のお家の雑用をやってお小遣いを稼いでいます。」
ぐるぐる。
続く。