セブキッズとの道!

フィリピン・セブ島を拠点に、スポーツ・音楽教育を通したライフスキル育成に取り組むNPO法人セブンスピリット。

小向さんがセブに?薬物とフィリピン

実は、一昨日・昨日と完全にダウンしておりました…。

一昨日の朝から下腹部に激痛があり、どうしたものかと思っていたら、その日の夜から高熱が出て、

物心ついてから初めて、40度越えを体験しました!

40度というのは大きな境目なのですね!これまでに感じたことのない喉の渇き、自分のわきの下で温泉卵を作れてしまうのではないかと思うほど。関節は痛み手足は痺れ…と結構つらかったです。

昨日になると熱は引いたものの代わりに頭痛がひどくなり、何にも手がつかない状態でした。

おかげさまでぼーっと考え事する時間が持てました。

今住んでいるお家はセブドクターズホスピタルというセブでも最大規模の市立病院のすぐ近くなので、なにか緊急事態があっても安心です。

さらにこの病院には日本人ヘルプデスクが併設されていて、日本人スタッフの方、日本人担当医師が会計や旅行保険の手続き、診察まで全て対応してくださるので非常に便利です。

こっちの病院は会計と診察の手順が本当に面倒で、病人本人でやるにはちと辛いんです。。

実は去年の9月にサークルPocoPocoがセブで活動した際にこのセブドクの日本人ヘルプデスクにインタビューをしてますのでよかったらこちらご覧ください↓

http://pocopoco.hanagasumi.net/s4.html

まさか自分が患者になる日が来るとは…(苦笑)

血液検査と検便の結果はとりあえず異常なしで、食当たりが最も疑わしいそうで。

ただ、また高熱が出るような事があれば腸チフスの疑いもあるので経過観察って事でした。

フィリピンのように衛生環境の良くない途上国では日本と発症する病気の種類も違うので、いくら予防接種をたくさん打ってても防ぎきれないですね。

体調管理、気をつけます。

さて本題です。

最近、ニュースでフィリピン・セブというワードを目にする機会が多いですね!

…少し残念な形で。

覚醒剤使用の容疑がかかっている小向美奈子さんがセブにやってきているとの噂です。

セブの地元メディアでもこの話題は取り上げられています。警察、入国管理局としては日本の捜査に協力する姿勢を見せているようです。

次回のビザ延長は認めず、パスポート没収の上日本に強制送還するという対応のガイドラインが出ているそう。

えらく対応が素早いですね。すべての事件に警察がこの機敏さを生かせばいいのに。日本が注目してるからって違いがあからさま過ぎるなぁ。。

で、注目すべきは今後の事の流れですね。本当に小向さんは滞在期限の切れる来月中に日本に帰国するのか?

そもそも、なぜ小向さんが逃亡(?)先にフィリピンを選んだのかを考えてみる。

フィリピンって本当にお金で何でも解決できるんですよ。事が悪質になればなるほど。

政界の有力者、公務員、警察官僚…この辺がその巣窟で。

一部ニュースでも語られているとおり、「政界の大物とのコネクションで永住権取得か」みたいなことが現実に起こってしまうのがここ。

薬物にまつわる事件だっていうのもまたミソで。

特に貧困層の間での薬物の蔓延はひどいもんですが、その薬物がどういう経路で回ってきてるかって、

確かな証拠はありませんが、ニュースや新聞の報道やもっぱらの噂から分析すれば、政治家や警察が絡んでいるのは間違いありません。

そんな彼らが、小向さんを捕まえられる?

自分(とその一族)の身に危険が及ぶような自殺行為ですよ。

そういう意味で、今後の展開からは目を離せません!!

(日本の下衆なマスメディアの注目とは違った視点で)

これは、ある小学校に掲示してあった看板。

image.png

「薬物中毒は生きた死人」

小学校でも平気でこんな警告がされてるんです。

特に、シンナーと覚せい剤の蔓延は酷い様。

1日3食まともに食べられない人が殆どのスラムや路上生活者にとって、空腹感を満たすにはクスリのほうが“安上がり”という起こってはならない現象が現実に起きています。

空腹で泣きじゃくる幼い子どもにシンナーを与える親。

それでもこの国ではコンドームの使用はタブーなんだと。狂ってる。

庶民から理性ある判断の権利を奪っているのは一体誰。

こっちではシンナーは「ラグビー」と呼ばれてます。KAYOKOさんもラグビーについて書いてます。

http://kayokor.seesaa.net/article/127607445.html

覚せい剤は「シャブ」。どこから来たのこの言葉?日本でしょ。

あまり闇を覗き過ぎるのはよくないと思いますが、その筋の人たちが少なからずフィリピンに通じているということです。フィリピンパブだってそう。小向さんをバックでこっちに誘導して来た人の存在もなんとなく見えてくる気がする。

薬物とは言わずとも、若年層の飲酒・喫煙も日本と比べると圧倒的に多いです。

image (1).png

これは近所で撮影したものですが、6~7歳ぐらいだろうと思われる男の子がタバコをスパスパ。

バラ売りで1本4円。お菓子よりも安いんです。

少しでも稼ぎを増やさねばならない路上のベンダーは相手が子供だろうと躊躇わずに売ります。

じゃあ大体なんでこんなにクスリや酒・たばこが安いの?ってことですよね。

たとえばマイルドセブンは日本製ですが、こっちで買っても150円くらいしかしません。

その理由をじっくり考えればわかります。

健全な思考ができる庶民を育てていける社会づくりが必要なんだろうな。