海外で長期間生活してると、うわーインターネットってすげえやって思うの。
日本との連絡も、普通にiPhoneでメールが出来るから海外にいるって感じがしない。
Skype使えばいつでも無料で音声コミュニケーションが取れる。
Facebookがあればお互いの近況が掴めて写真まで見れちゃう、見せれちゃうし
Twitterで一瞬一瞬の脳裏によぎった言葉を知らない人に発信できる。
世界は繋がってんだなって。数年前までこんな海外生活なんて想像できんかったんやろうな。
こっちの大学の勉強の為の調べ事するのもだいたいインターネット。
ピアニカレッスンの楽譜もインターネットで見つけて使う。
でもそれより、インターネットは時間軸を超えるのがえげつない。
もう地元では皆が寝静まってる夜中でも、世界のどっかには元気に起きてる友達がいて
寂しくなったらFacebookでチャットすればいい。
皆が何を考えてるか不安な夜は、twitterをひたすら読み漁ればいい。
ってここ1年くらいそんな生活してきたんやけど、
なんかめっちゃ急に、自分が空洞化してる恐怖みたいの感じた。
矢印のない、暗い空間で、何かとか誰かについて、ただぼんやり考える
そんな場面が自分から消えていた。
だから、自分のことも、人のことも、なぜか口から出る話との距離感のずれというか
いつも目の前にパソコンかiPhoneの画面があって。
確かに画面の中の空間に答えはあるのかもしれないけど、
闇の中をぷかぷか考えが彷徨って、いつの間に別の何かが生まれててみたいな
そんな体験がなくて
空っぽ。なんか空っぽなんよ。
日本におらん今、やっぱ寂しい時とかあるわけで、
そのピザの一切れの部分を、言葉を生むことで埋めようと必死になって
中にあるものをその時の状態でそのときの方法で言葉にして
外に出す。
そしたらそれはもう二度と中には戻ってこなくて
別に誰に何を伝えたわけでもないのに
自分のウイダーインゼリーみたいのがどんどん流れてっちゃって
空っぽ。
自分は陽か陰かと言われれば陰成分で作られている人間で
何もない夜にぐるぐると生産性のない時間を過ごす体験が自分を形作っていて
それは誰かに対する自分の考えだったり、色々やけど、
自分っていう枠線だけあって、容れ物だけあって、
中身がどんどん密度の低いポツポツの集まりになってて
なんか残念なんよ。
切れ味が鈍って。
やけん、一回ここでリセットしたいと。
闇を大切にしたい。自分にとっての闇をね。
便利なツールよ。フィリピン人とのやり取りで一番信用できるのは
Eメールでも携帯テキストでもなく、facebook。
使い方をコントロールできれば、なんて凄まじい世の中なんだろう。
自分はまだまだ未熟やから、バランスが見えない。
人生の一番の贈り物は出会いでしょ。特に、素敵な出会いでしょ。
ブログをやってるおかげで素敵な出会いがたくさんあったし、
twitterをやってるおかげで素敵な出会いがたくさんあったし、
facebookが素敵な出会いを繋ぎとめてくれる。
素晴らしいんだけど
ちょっと別のものもあるかなって。やけんバランス。
全ては素敵な出会いの為に、
自分を大切にしたいね。
