セブキッズとの道!

フィリピン・セブ島を拠点に、スポーツ・音楽教育を通したライフスキル育成に取り組むNPO法人セブンスピリット。

Pray For Japan. Walk With Your Chins Up!

今回の震災で犠牲となった多くの方々、ご家族の皆さんに、心よりお悔やみ申し上げます。 被害に遭われた大勢の皆さんも、これからより一層状況が厳しくなることと思います。 どうか辛い日々を耐え抜き、一人でも多くの方に無事この震災を乗り越えて頂きたい。 セブにも一時津波注意報が出されたようですが、幸い直接的な影響はありませんでした。 ニュースの映像を見、ただただ無力さと虚しさだけが心に残りましたが、13日の日曜日、予定通りハイスクールの生徒と孤児院の男の子とでピアニカの合同発表会を行いました。 all the participants.jpg ブログをお読みいただいている方や週末の孤児院アクティビティに参加していただいている皆さんをはじめ、たくさんの皆さんにお越しいただきました。お忙しい中どうもありがとうございました! 当日は、孤児院ボーイズがAmazing GraceWakaWakaるんるん そして、アベリアナが津軽海峡冬景色とセブの民謡"USAHAY"を披露しましたわーい(嬉しい顔) 200596_1916181105318_1265689493_32269514_7922802_n.jpg この日に向けて一生懸命練習してくれた子ども達の努力の甲斐もあり、お客さんに楽しんでもらえる演奏を出来たんではないかと自分で感じられるほど、立派に演奏してくれました目 これで一区切り、この後は彼ら自身の手でこの音楽教育の種を育て続けてもらう事になりますが、もう任せても大丈夫かなわーい(嬉しい顔)、という自信も感じさせてくれました。しっかりサポートは続けながら、今後の成長を見守っていきたいと思います手(グー) プログラムの後半には、日本とフィリピンの文化を題材にしたジェスチャーゲームで盛り上がったり… 極めつけは、サプライズでチーム対抗ピアニカ教え対決! アベリアナの学生に、日本人参加者とセカンドチャンスの子供たちに一曲アンサンブルを教えさせ、20分後のプレゼンで最もクオリティの高い演奏を披露したチームの優勝!というルールひらめき これまでに伝えてきた、「初心者に“教える”力」を図る絶好の機会! 各チームの練習の様子を覗いていると、どのメンバーもなかなか立派に教えている。いいぞいいぞ手(チョキ) 最終的には、演奏にダンスを組み合わせたユニークなパフォーマンスを見せてくれたチームの優勝となりました犬犬 dandelions singing.jpg 最後に子供たちが歌を歌ってくれて心の中で泣きそうになったり アベリアナスクールから表彰状をもらい、知らされていなかったのでとてもびっくりして certificate.jpg 今までに貰ったどんな賞状よりもうんと嬉しい宝物になりました。 やってよかったな~って、子供たちの笑顔を見てると心の底から思えます。 実は、このピアニカプロジェクトの始まりは、仙台での出来事でした。 この記事をお読みください。 毎日新聞2010.08.29.jpg スマトラ沖地震と大津波の影響で、インドネシアで学校備品が足りていないとの情報を知った仙台市の高校生が声を掛けて集められたピアニカ。 そのピアニカが、仙台に住むプルメリアの関係者の耳に届き、僕たちPocoPocoがフィリピン・セブ島を訪問する際に楽器を持参し、音楽交流・音楽教育プロジェクトに役立たせてもらう事になったんです。 いま、その仙台が、大震災で被害を受けている。 その方々が居なければ、僕は今ここセブでこの子供たちの笑顔を見れていない。 偶然にしては出来過ぎているようなこんな話に、大変心が痛みます。 被災地から遠く離れたセブに居る僕にいったい何ができるんだろう、とずっと考え、自分の無力さにひたすら悔しさを募らすだけでしたが、必死で頑張っている仙台の皆さんに、日本の皆さんに、この言葉にならないほどの感謝を今伝えたいという思いだけは溢れ続けてきました。 今日のアベリアナでの練習で、このプロジェクトの経緯と日本の直面している現状とを子供たちに伝えました。 付け焼刃で立派な演奏では無いかもしれませんが、30分で、グループみんなで新曲のアンサンブルが出来るようになりました。歌詞を説明し、皆で「上を向いて歩こう」を練習しました。ぜひ、聴いてください。 Filipin o students' Pianica Performance! 皆さんのおかげです。 ピアニカとの出会いが、音楽との出会いが、アンサンブルとの出会いが、今セブで確実に子ども達を笑顔にしています。子ども達に責任感を与え、チームワークの喜びを伝えています。 dandelions pray for japan.jpg 悔しい事に、直接の力になれるような支援は何もできません。 ただ、皆さんのおかげで生き生きと音楽と向き合っている子供たちの姿を、そして彼らの皆さんに対する心からの感謝を、一刻も早く被災者の皆さんに届けたい。 メンバーからの感謝とお祈り、激励のメッセージです。 walk with your chin up!.jpg 皆さん、本当にどうもありがとうございます。 僕には正直、いま日本がどんな状況にあるのかリアルに掴めていません。 それでも、これから僕たちが、今までに経験したことのないほどの大きな困難を乗り越えていかなければならないことはわかります。 憔悴されている被災地の方にこんな事を言うのは酷なことなのかもしれない。でも。 皆で力を合わせて、希望を失わず、笑顔を忘れず、歩いていきましょう。 上を向いて歩こう。 WALK WITH YOUR CHINS UP!! 最後にもう一度。 ピアニカチームを代表して。 本当に、本当に、ありがとう。