プノンペンで突撃NPO訪問!マーチングバンドに遭遇!
やばい。ブログが追いつかない。。
既に4カ国目ブルネイに入っているのですがまだ記事がたまっております。
カンボジアではアンコールワットのシェムリアップから、首都プノンペンまで夜行バスで移動したのですが、
なにしろ揺れが激しく、シートが狭く、冷房がガンガンだったので疲れのたまるだけの移動でした><
シェムリップに居座りすぎた結果、プノンペンには僅か9時間程度しか滞在できなくなってしまったのですが、それでもなかなか充実した1日でした!!
プノンペンでは、ぜひ立ち寄りたい場所があったのです。それが
NPO、JHPさんのプノンペン事務所!
情操教育が学校で殆どノータッチのカンボジアで、音楽・美術などの芸術教育の浸透に向けて取り組んでいらっしゃる日本のNPOです。(ほかにも学校建設など様々な活動をされています。)
アポ取りがしっかり出来ていなかったのですが、突然訪問した僕たちを歓迎してくださって本当に助かりました!
しかも!
偶然にもこの日は、JHPさんの呼びかけで毎年行っているという
マーチングバンドのパレードをプノンペンのど真ん中で発表している日でした!
JHPさんの支援する3団体に、その他の3団体が加わり、お互いに演奏を披露し合っていました。
このその他3団体のように、JHPさんが音楽教育の種をまき、カンボジアの人々もそれに触発されて後発の音楽活動に取り組み始めているようです!
みんなとにかく楽しそうに演奏していました!
JHPの職員さん曰く、普段は自分たちの演奏し書きにしていない子供たちがほかの団体の演奏を聴く機会を持つことで、良い意味でのライバル意識も持て、意識の向上につながるとのこと。大事なことですね。
ところで。
日本の学校には『音楽』の授業がありますよね。
ところが途上国の教育システムではそうとも限りません。
例えばフィリピンでは“MAPE(マペ)”といって、MUSIC(音楽)and PE(保健体育)が1つの科目としてカリキュラムに組まれています。
独立した音楽の授業がないので、授業の回数は疎ら、なかなか突っ込んだ教育が出来ないのが現実。
カンボジアでも、図工や音楽は『社会科』の一環と位置づけられているそうです。
音楽を満足に教えられる先生も多くなく、結果として音楽教育は後手後手に回っていると。
お話を聞いていると、色々と、フィリピンと状況の似た部分が多いなと感じるんです。
学校の先生のお給料はせいぜい50~60ドル。
それだけでは食べていけないので、補習授業をしてエクストラの授業料を生徒から徴収したり。
ときには教室内で生徒に物を売る商売をするケースまであったりと。
これでは教育者としての士気も高まらないよな。。
そんな環境の中、音楽の指導が出来る教師の養成に取り組んでいるJHPの活動には、とても大きな共感を持ちました。
まさに自分がセブで実現したいことだなあ。
日本からも資金、人材、物資、様々な形で支援が届いていることを実感。
JHPさん本当にありがとうございました!
限られた残り時間で観光もバッチリしてきました!
とにかく天気がよく、真っ青な空に仏教建築が栄えて最高の眺めでしたよ!
そして、ポルポト政権時代の政治犯収容所跡の博物館。
善良な人々に濡れ衣の罪を着せ、ひたすら虐待、虐殺していた様子が写真や実物の拷問器具などで紹介されています。
なんかもう共産主義というイデオロギーどうこうとかじゃなくてほんとに単純に狂気の沙汰っていうか
意味不明でした。
でもこんなことがせいぜい何十年前に実際に起こったわけで。
今でも世界のどこかではにわかに信じがたい事が起こってるんだろうなってゾっとしました。
一体何がしたかったんだろうか。
人の心は絶えず変色しつづけるものだと思うし。
とても良い国で、心落ち着く時間をすごしている中、
ふと過去の傷を垣間見てしまう、そんなカンボジアでした。
ちなみに・・・
カンボジア、トゥクトゥクのドライバーの客引きがうざい!と若干イライラしていたんですが、
対処法がわかりましたのでご紹介。
『満面の笑みで首を横に振る』
これをすればほぼ100%の確率であきらめてくれます!
なんかやっぱ良い国だね!