セブキッズとの道!

フィリピン・セブ島を拠点に、スポーツ・音楽教育を通したライフスキル育成に取り組むNPO法人セブンスピリット。

大学に入って

来春から自分がどこで何をするのか、今週ようやくはっきりしましたw

決断の日、僕に与えられた選択肢はどれもキラキラワクワクしていた。

その中から1つを自分のモノにしたわけだけれど、この日ほど今までのたくさんの出会いに感謝の思いを巡らせたことはなかった。

そして、この日ほど、クソみたいな自分の、ダメダメ大学生活を誇らしく思ったこともなかった。

この感覚が新鮮であるうちに、ぼくという人間を全く新しいものに生まれ変わらせた大学4年間について

振り返っておこうと思い。

このエントリーを書き始めたものの。

それはそれは難しいことだった。

活字にしてしまうのは…なんというか…恐ろしいことだった。そして畏れ多いことだった。

だから、いつか機会があったら直接ぼくの口から出てくる言葉として

いっぱいのストーリーを聞いてやってください。

誤解の芽生えることが不可能なレベルで

まとめてみようとおもいます。

入学してすぐの夏休み。

フィリピンで語学研修をした。ちょっと英語がしゃべれるようになった。

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そのとき、NGOプルメリアで活動を見学させてもらって

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自分の無知に居ても立ってもいられなくなった。

だから日本フィリピン交流サークルを作った。

外務省の企画に採用されて大学生訪中団に参加した。

5つ星ホテルや高級中華がぜんぶタダだった。

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温家宝に会ったり、人民大会堂でワインを飲んだりした。

でも大学生とおしゃべりしてるのが一番楽しかった。

1年生最後の試験が終わったその日、ゼミ仲間とサイパンに行った。

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旅が好きだと確信した。そしてちょっとした違和感を抱いた。

春休みには学部に30万のお小遣いをもらってマルタに留学した。

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英語ちょっと喋れると良い気になっていた僕は玉砕。凹んだ。

若いのにしっかりしてるヨーロッパの子たち見てて凹んだ。

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週末にイタリアに行った。たくさんの国に行こうと必死だった。

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アフリカにも行った。アフリカは広いんだ。知らなかった。

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ドバイに行った。

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2年生の夏には、友達と香港・マカオを一緒に旅行。

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でも途中から楽しくなくなった。

いろんなことに気付く旅だった。

その年には初めて大きめのイベントを主催した。

大きな自信になった。

年明けにはイギリスとベルギーに行った。HISで3万円だった。

イギリスの飯はまずくなんてなかった。

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ベルギーのチョコは依然チョコだった。

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さらに台湾にも行った。こっちも1万円だった。

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地図は要らないんだと確信した。

おじいちゃんが死んだ。おとうさんと呼んでいたおじいちゃんが死んだ。

サークルで毎日新聞の取材を受けた。

なんだか中身と殻がフィットしてない気がしてた。

ついにフィリピン大学での留学が始まった。

プルメリアでの研修も始まった。

子ども達に音楽を教え始めた。

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やりたい事が全部できた。

なのに何かが足りない気がして苦しんでた。

友達がセブに来た。幸せだった。

ブルネイに行った。落ち着いた。頑張ろうと思った。国王にお菓子をもらった。

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初めてコラムの執筆を頼まれた。

年末は日本でフィリピン映画祭を開催。自分もパネラーとして語った。

はじめて人前で子ども達がピアニカの演奏を披露した。

僕は僕のやり方でやるって決めた。

震災が起きた。セブの子ども達のピアニカ発表会をした。

僕は日本に帰ってきた。

焦っていた。

就活はしたくなかった。

だからしなかった。

最後のイベントプロデュースをした。

力が抜けきっていた。

そのまま旅に出た。

上海でぼくは人間関係というものへのアプローチを全く変えた。

友達と共にベトナムカンボジアマレーシアブルネイインドネシアオーストラリアタイミャンマー

インドは寝坊していかなかった。

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楽しかった。

憧れのオーケストラでバイトすることになった。

そしてワクワクする人とワクワクする場所でワクワクする仕事をすることになった。

次はセブでコンサートをやることになっている。

この1行1行の出来事とその行間に

それぞれ何十行もの出会いとストーリーが隠れてる

そしてここに今の自分が残っている。

余計なものが限りなく削ぎ落された。

やりたいことをやりたいようにしかやらない自分が残った。

嫌いなものは離れていった

好きなものだけに囲まれた。

この記事をみてあなたは嘲笑するんでしょうが

申し訳ないそれが野口彰英です。

これが野口彰英です。

いまの僕が好きなものに

これからも突撃してゆきます。

自信だけは、あるんです。

感謝と誇りを込めて。