セブキッズとの道!

フィリピン・セブ島を拠点に、スポーツ・音楽教育を通したライフスキル育成に取り組むNPO法人セブンスピリット。

UUUプロジェクト無事終了!

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SMモールでの演奏会の様子

先ほど、約2週間のセブ滞在を終え

無事日本に帰宅いたしました。

今回のセブ滞在の目的は、前々からご案内していた通りのUUUプロジェクト!

関東、関西の大学から集まった14名のメンバーとともに、

今月14日から21日までの1週間、セブ島各地でクラシックイベントを開催してきました!

メインとなったSMモールでの演奏会では、現地のオーケストラCSOと共演。

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日比の奏者が同じステージで音楽を生み、また自分がその一部となれた事が本当に幸せです。

その他にもAyalaモールやCityHallといった市内会場でのコンサート、

北はメデリアン、南はタリサイ、バディアンと地方まで足を伸ばしての訪問演奏会を行い、

6000人を超える子どもたちに出会い、生のクラシック音楽を届けることが出来ました。

現地の方が日本語で感想をブログにアップしてくださっています。

http://japanheartcebu.wordpress.com/2012/02/22/uuuprojectconcert/

去年の11月に初めて出会った仲間達とは思えない、本当に息の合ったメンバーと

こんなにもワクワク、キラキラした時間を過ごせた事、一生の思い出になりました。

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頼りないリーダーで迷惑もかけましたが、皆ついてきてくれてありがとう!

大好きなセブの子どもたちに、クラシックの楽しさ・素晴らしさを伝えたい。

芸術文化という視点から、日本の若者に途上国問題への理解を深めてもらいたい。

そんな夢のような思いつきが、まさかこんなにも充実したプロジェクトに結実するとは

正直なところ、プロジェクト発足時には僕自身も思い描ききれてはいませんでした。

1発目のコンサート会場、タリサイに到着した時には、あまりの子どもの多さに圧倒され、

それでも1曲1曲演奏を終えていく度に、子どもたちの笑顔とキラキラした目を見て

ステージで音楽が出来る喜びと意味を噛み締めました。

子どもたちにとって、目の前でクラシックを演奏する初めての奏者となった僕たちは

プレッシャーを感じていなかったといえば嘘になると思います。

もし自分たちのステージで子どもたちを楽しませる事が、感動させる事ができなければ

きっと彼らが今後クラシックに向き合うことはなくなってしまう。

正直、怖いくらいでした。

でも、子どもたちと音楽でつながっている時間の中で、そのプレッシャーは

最高のわくわくに変わっていきました。

セブの子ども達には絶対に手に出来ない高価な楽器を並べた音楽隊は

果たして彼らに何を伝えられたんだろう。

その答えはアンケートの回答を集計してわかるほど簡単なものではないはずだけれど、

もし何かしらのインパクトを与えられたのならば

これからも彼らのそばで変化に寄り添っていきたいと今は思います。

そしてもし僕の手足が彼らの素敵な変化のためになるのなら、

惜しみなく力を貸そうと思います。

CSOのメンバーの心優しさにも本当に感謝しています。

音楽一本では絶対に食べていけない社会で、普段は音楽と関係のない仕事をしながら

なんとかオーケストラ活動に参加しているメンバーが殆どの中。

誰一人として謝礼を受け取ろうとせず、笑顔でこのプロジェクトに協力してくれました。

例えば僕はクラリネットを吹くのだけれど、クラ吹きにとって

セブでクラシックをやるって、リードを売ってる楽器屋がない時点でまず難関。

それでも、僕たちの拙い演奏にも文句一つ言わず、最大限の協力で一緒にステージを作ってくれた

セブの音楽家の皆さんの温かい気持ちに、心から感謝の気持ちでいっぱいですし、

僕はとても感動しました。

音楽家だけにとどまらず、メディアやモールなどフィリピン側の様々な方々が

「子どもたちにクラシックを」「MUSIC UNITES THE WORLD」というプロジェクトの

テーマに共感し、それぞれの方法で力を貸してくれました。

日本からもたくさんの方がプロジェクトの成功の為に手を差し伸べてくださって、

お一人お一人の応援があったからこそ為し得たプロジェクトだったと、心から実感しています。

オフィシャルスポンサーになってくださった団体の皆様、ご支援くださった皆様をはじめ、

僕たちの活動を見守ってくださった皆様、本当にありがとうございました。

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特に、セブまで応援に駆けつけてくれた皆さん。

僕は幸せ者です。

ひろさん!またけさん!がるさん!せかいさん!

いつも優しく、元気に、そして僕たちと一緒になって楽しんで盛り上げてくださって、本当にありがとうございました。

皆さんが笑顔で見守っていてくださったことが本当に心強く、ただただ心から楽しかったです。

ボランティアの皆さん!

段取りの説明もままならない中、全力でステージを盛り上げ、スムーズな運営のために協力してくれて

本当にありがとうございました。

みんなの笑顔が、子どもたちの心を柔らかくほぐしてくれました。

メンバーの皆!

こんなに素晴らしい体験を実現させてくれて、本当にありがとう!

毎回全員で音楽に没頭出来たことが本当に幸せです。

皆それぞれに感じる事や学んだ事があったとしたら僕は嬉しい。

その気付きは、これから自分のやりたい事に必ずつながっていくと信じてます。

そして、このプロジェクトに僕の心を突き動かしてくれた友人に

本当に感謝してる。

僕がこの2週間で、そしてこの4ヶ月で学んだ、とても当たり前のことは、

全力を出せば、自分に限界なんてない事がわかるんだね。

自分が心から納得できる形に近づける努力を続ける限り、後悔なんて出来ないね。

ってことだ。

大学生活の最後に、本気と勇気と全力を出し尽くす時間が作れて、本当によかった。

ありがとう!!

さて。僕の人生これで終わりじゃありましぇん。

もっともっとやりたい事も見えて来た。

悩みの種も増えて来た。

反省もあれば課題もある。

でも一つだけ確かなのは、

いつだって自分は、やりたいことをやりたいようにやるってこと。

やりたいときに、やりたい人と。

やるからには、それがなんであれ、ひとつひとつ、パワーアップしていきたいと思うし、

その繰り返しが本当の自分につながると信じて。

22歳のぷーの答えは、残してこれたかな。

まだまだ死ねないぜ。みんな、本当にありがとう。

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