学長降ろしデモ発生中!!
残り3週間となってしまったUPでの留学生活…
最後の最後に、なかなか見応えのある(?)大騒動が起こっています!
UP Cebuの学長に退陣を求める学生デモが今週から本格的に始まったのです
地元紙Sun Starでも記事として取り上げられてます↓
http://www.sunstar.com.ph/cebu/local-news/2011/03/04/removal-student-representative-results-calls-dean-s-ouster-142971
一番の原因は、Excom(Executive Committee)と言う学内の意思決定機関から学生代表が外された事にあります。
この機関は学校運営にかかわる重要な決定を行う委員会なのですが、学長はじめ教員や生徒の代表者で構成されていました。ところが、このExcomから学生代表が外されてしまったのです
この事態に学生は怒り心頭
学校としての意思決定過程に学生が参加できず(学生に不利な方針転換にも意見できない)、全ての決定は事後報告。
民主主義のカケラもない!!と。
しかし騒動がここまで大きくなった直接のきっかけは、あまりにも横柄な学長の“大学私物化”的行動にあります。
UPにはサッカーフィールドがあるのですが、なんとなんと今週学校に行くと
フィールドが無い!!!!
大量の土に覆われて、なにやらショベルカーがあくせく動き回っています…。
実は、なんと、信じがたい事に、学長がここにコンドミニアムを建てようとしているとのこと(失笑)
さらに、これも先週の出来事なんですが、いきなり学校中のセキュリティガードが解雇され、新たなガードに交替させられました
聞けば、新たなガードは皆、同一の派遣元からやってきているそうです。
机下でカネが動き回っているのは明らかすぎるほど明らか…
事前通告なしの突然の解雇にガード達は困惑、学生はいつもお世話になっているガード達がこんな目に逢って黙っていません
他にも言い出せばきりがないくらい問題はあるのですが、直近の話題としてはこの辺りで。
ついに怒りが爆発した生徒(+ほとんどの教授達)によって抗議活動がスタートしたのであります。
午前の授業が終わるとDoodle Fightという儀式。
皆で、バナナの葉の上に米とオカズぐちゃまぜのご飯を手づかみで貪ります。
それが済むと、ひたすら音を立てる笑
フライパン、ラッパ、叫び声、いろんな道具を使って町中に騒音をお届け
こんな感じです↓
Dean's ouster
抗議も昼休みや授業時間以外に行い、ちゃんと勉強もする皆は偉いなぁ。と感心したり。
ただ、来週はいよいよストライキに入る様です。
Activistですね。こういう姿勢は、なんというか、逞しい。
UPの学生たちは、自分達がダメだと思うものには本気で戦いを挑むのです。
日本のApatheticな風潮とは違って、見ていてすがすがしい。
良いものは残す、嫌なものは変える、社会ってそうやって作れるもんなんだろうけどなー。ほんとは。
税金運営・国立大学のUPでこんな事件が起きるっていうのも、またこの国の皮肉ですよね。
さあ、いよいよメディア報道でも注目され始めたこの騒動。
学長の寿命は、そう長くないかもしれません…
とりあえず期末試験がんばります…。