セブキッズとの道!

フィリピン・セブ島を拠点に、スポーツ・音楽教育を通したライフスキル育成に取り組むNPO法人セブンスピリット。

日本帰国から1カ月…早いものです。

お久しぶりです!暫くぶりの更新となります。

ご報告が遅れましたが、先月27日にプルメリアでの研修活動とUPでの留学を終え、無事日本に帰還いたしました!

PCの不調で3月後半まったく日本語が入力できず、ブログの更新も出来ないまま帰国してしまいました。

申し訳ありません!

帰国前には例のレバノン料理屋でお別れパーティを自主開催し(笑)、セブで仲の良かった皆にごっそり集まってもらいました!

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ビールが消費されていくスピードはさすがだなぁと感心しました!

来てくださった皆さんどうもありがとう!

帰国前日にはアベリアナの生徒たちに動物園に連れて行かれ(セブにも一応あるんです。※立地最悪)

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チョコレートスナックを粉々に砕いたものにチョコレートソースと練乳をぶっかけて練って団子にしたこの世のものとは思えないえげつない食べ物を試食させられ

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なぜか動物園でトランプをして楽しみました。

(過酷な罰ゲームつき↓)

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その晩は、まず権兵衛さんご夫妻といつもの日本食「悟空」で食事をした後、

僕のセブライフはここで始まりここで終わったといっても過言ではない、いつものJoker’sで最後の晩酌を楽しませていただきました。

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↑バーテンのリッキーとブライアン。

オリジナルのジョッキをプレゼントしてくれて号泣。

空港にはUPで仲の良かったクラスメイト達が見送りに駆けつけてくれて、

もう最後の夜から帰国フライトの離陸まで涙がノンストップで目がおかしくなりました。

去年、フィリピンに出発する前に「正直に言います。」という記事を書きました。

あの時の「21歳をフィリピンで過ごす」不安が、今、確実に、自分の中の充実感と成っています。

1年前の自分には、まさかこんなにセブを離れる事が切なく思えるなんて、想像も出来ませんでした。

この1年の間にも、正直、何度もポッキンチョしてしまいそうになりました。

ただ、やっぱり人生の1番の財産は出会いなんだなぁと、2011年、特に感じる事が出来ました。

こんな心が握りつぶされるような別れは出来る事なら何度もしたくないとも思いますが、でもそれは一歩一歩、その時点まで居たステージで自分のパフォーマンスがしっかり出来た裏返しなんだと思う。

日本に戻る前は「帰りたくない、悲しい!」と連呼していた自分ですが、心の中では、このステージシフトを実に前向きに捉えられていたところがあります。

それは、去年とは大きく質の違う移動でした。

きっと、自分は1年前の自分とはちょっと変わっているかもしれません。

それが良い変化なのか良くない変化なのか判断しかねますが、

「自分は大丈夫です。」

大丈夫だと、思えるようになった。

本当ならこれまでにしておくべきだった色々な体験・経験を、この1年で一気にさせてもらって、

ようやく21歳に追いついたような感覚。

それは友達づきあいであったり、社会を見ることであったり、離れることであったり。

これが果たして4月だからなのか、はたまた自分が変わったのか、そんなことはこの際どうでもよくて、

以前から口にはしていた言葉

衝動に素直に生きる。やりたいことを、やりたいようにやる。

正直に、こんな過ごし方を、出来ていけるんじゃないかと思う石みたいなのが肺と肺の間くらいに居ます。

早いもので、日本に戻って1カ月が過ぎてしまいました。

新居での生活も落ち着き、中央大学での新学期も始まり、

アルバイトも再開し、町の静けさにも慣れ、

チェーンの居酒屋のマニュアル的な店員応対にも違和感を感じない程度まで感覚は戻ってきました(笑)

4年生らしく、就職活動もちょっとだけやってみたり(結果は惨敗)。

日本にいると、周りに自分と比べ易い人がたくさん居て、どうしても自信を失いがちで、

でもなんか今は大丈夫です。

前は立っていることすら辛かった渋谷が、新宿が、大都会が、

今はさほど苦ではないです。

じっとしているだけで気が狂いそうになっていた教室も、

今は気がつくと90分経ってます。

ようやく、やりたいことに、気兼ねなく取り組めるようになったんだなって。

感無量です。

ずっとやりたいけど躊躇していた合奏も、この前練習に参加してきました。

6月に吹奏楽のステージに乗れます。大人数で音楽が出来そうです。

フィリピンで暮らすことで、考え方の軸もずいぶん変わりました。

今は学ぶことが一々新鮮です。

僕らはもっと社会の事を考えないといけない。

今日、なんとなく読んでいた本に面白いことが書いてありました。

都市には、職場でも家庭でもない「第3の場」が必要なんだと。

強制力のない「弱い絆」で結ばれた、半匿名性のコミュニティが。

その中では社会的立場が関係ない、自由な会話が飛び交う、そんな空間が。

イギリスのパブのような。

これを読んで、とてもドキっとした。

この1年がなければ、きっとこの言葉にドキっとしなかったんだろうし、出会ってもいなかったんだろう。

自分がセブにいる間に授かった全ての出会いと学び、友情に心の底からありがとうございました。

ブログを読んでくださっていた皆さん、どうもありがとうございました。

そしてなにより、自分にこの大切な大切な機会を下さったプルメリアの皆さん、とくに権兵衛さんには感謝の気持ちでいっぱいです。

1か月、いろんな事が区切りよく、ここからまた石の一表面をスパッと削り落として顔を見せるような、そんな新たな目と心を持っていろんな衝動に引きずられていくことが出来そうです。

もしかしたらブログをお引っ越しするかもしれません。

しないかもしれません。

ただ、これからは淡々と、好きなことだけ、好きなように、誰のフィルターも通さない自分のペースで書いていければと思います。

皆さんに、感謝しています。

では、また。