セブキッズとの道!

フィリピン・セブ島を拠点に、スポーツ・音楽教育を通したライフスキル育成に取り組むNPO法人セブンスピリット。

セブンスピリットがスタディーツアーをする理由。

スタディツアーをする理由は2つあります、それは  

  • 「リゾート地セブ島で、貧困という状況に置かれる子ども達の現実を知ってもらいたい」

  • 「普段は物乞いの相手として関わる人が愛情を注いでくれるということが子ども達の将来に大きく影響する。」  

ということです。  

 

「リゾート地セブ島で、貧困という状況に置かれる子ども達の現実を知ってもらいたい」  

  ―テレビの中の”貧困”がそこに住む人々のすべてなのか?   

漠然と「貧困」という言葉を知っていたとしても、実際に貧困層といわれている人達がどんな家に暮らしていて、日中どうな活動をして、どうやって子育てをしているのか、具体的なイメージを持つことは難しいと思います。 僕も昔はそうでした。貧困という言葉に対してイメージはあるものの、テレビや写真でみるかわいそうな写真や映像だけが現実とは思えず…。その人達には生活があって、もちろん楽しいと思う瞬間だってあるはずだし、もっと彼らの生活を知りたいと。そんなモヤモヤを抱えていた時にフィリピンを訪れる機会があり、運良くNGOの方と連絡がとれて実際に貧困の現場での活動に同行させてもらうことができたんです。   リアルの生活を間近に見て感じたことがきっかけとなり、それから色々と考えを巡らせた結果、僕の場合は「音楽」というキーワードが「自分」と「貧困」とを繋げてくれました。本当に、この時の経験がまっすぐ、今の活動に繫がっています。   とはいえ、貧困の現場に踏み入る体験というのはハードルが高いです。少し興味はあるけど、不安が頭をよぎったり、やっぱり貧困地帯って、現地に詳しくないと行けない場所が殆どだったりと。結局来れない人が殆どだと思うんです。   セブに来る方には語学学校に留学したり、リゾートに旅行したりと、様々な目的があると思います。中には「貧しい国」というイメージを持たずに来られた方も多いと思います。 ですが、1日1日とここセブで生活をする中で、きっと貧困の現実を垣間見る機会があると、どうして貧しい人が多いのか、どうして子どもたちが物乞いをしてくるのか、きっと疑問に思うでしょう。   私たちのスタディツアーは、そんな方にこそ、ぜひ参加してもらいたいんです。 色んなきっかけでセブと関わった人たちが、このセブという素敵な場所が抱えている貧困という問題にも目を背けずに、まっすぐに受け止めて、何かを考え、行動に移す通過点になればいいと思い、1日完結型、現地で申し込みをしてもらう形のツアーにしています。    

 

―貧困という状況に置かれる子ども達の現実を見る、セブンスピリットのツアー  

 訪問地のひとつ、セブ島のゴミ山。

 

ツアーでは、まず午前中に、スラムやゴミ山といった貧困エリアに参加者の皆さんをご案内します。正直、あまりにも過酷な生活環境に、皆さんカルチャーショックを受けると思います。でもそこが出発点で。その時はじめて、みなさんの心のなかに、たくさんの「なんで?」が生まれてきます。   そんな時に僕たちのチームが今まで経験してきたことを皆さんと共有し、専属のソーシャルワーカーがセブの歴史や貧困の背景についてしっかりと説明させて頂きます。僕自身もフィリピン大学留学中に政治を専攻していたこともあり、フィリピンの政治的背景についてもわかる範囲ですが皆さんにお伝えしています。

 

 音楽教室に参加する子ども達

 

 午後は音楽教室に参加する子どもたちと、同じ目線になって、思いっきり遊んでもらいます!実際に子ども達と触れ合うと「どんな大人になっていくんだろう」「どうやって暮らしているんだろう」「学校には通えているのかな?」などたくさんの疑問をもつ方が多いです。     そんな疑問も、僕達に、そして子どもたちに、直接問いかけてみてください。活動をきっかけに何かアクションを起こす人が増えたり、参加した人それぞれの心で何か自分にとって動くものがあれば良いなと思います。  

午後は音楽教室に参加する子どもたちと、同じ目線になって、思いっきり遊んでもらいます!実際に子ども達と触れ合うと「どんな大人になっていくんだろう」「どうやって暮らしているんだろう」「学校には通えているのかな?」などたくさんの疑問をもつ方が多いです。     そんな疑問も、僕達に、そして子どもたちに、直接問いかけてみてください。活動をきっかけに何かアクションを起こす人が増えたり、参加した人それぞれの心で何か自分にとって動くものがあれば良いなと思います。  

 

「普段は物乞いの相手として関わる人が愛情を注いでくれるということ」

―愛情を注がれた経験のない、ストリートの子ども達  

音楽教室に参加する子どもたちの多くは、普段ストリートで物乞いをしています。物乞いのターゲットは、お金をもっていそうな人。つまり僕たち外国人は、彼らにとってスリや物乞いの対象として写ってしまうことが多いんです。   その結果、外国人や周りの大人は子どもたちをどんな目で見てしまうか。哀れみの目で、時にいとましい存在として見てしまうんです。   もし、「助けてあげたいな」思う人がいたとしても、お金をあげることが正しいことかわからず、笑顔ではなく少しかわいそうな顔をしてしまうでしょう。みすぼらしい格好をした子どもにお金を頂戴と言われ、満面の笑顔で接するのはすごく難しいです。    

 

―皆さんが参加することで、子ども達からたくさんの笑顔が生まれます。  

 音楽教室ではたくさんの笑顔が生まれています。

今までずっと、冷ややかな視線で見られていた子ども達が、日本人(外国人)のボランティアさんからたくさんの愛情を注いでもらえて、思いっきり遊んでもらえる。僕たちの活動はそんな空間を作っています。   ボランティアに参加して頂ければ感じることですが、子ども達の笑顔と元気の良さは想像以上にパワフルです。

普段そういったかたちで人と接することがない環境にいる子ども達は、余計にボランティアのみなさんとのふれあいが嬉しくて楽しくてたまらないんです。ボランティアさんが子ども達と遊んで一緒に活動するだけで子ども達にとっては心の支えになるんです。

1週間のうちに2、3時間ではあるけれど、生活の中にそういう時間があるというのは、子どもたちに安心感も与えてくれるし、子ども達からみた外国人の見方もかわってくる。   活動に参加している日本人(外国人)と道ばたにいる日本人(外国人)とが、何一つ変わらない同じ大人なんだということを、子ども達もどんどん理解していきます。

 

 ボランティアスタッフと子ども達。

 それに、僕たちが愛情を持って接することで彼らが自分の将来を考えるきっかけにもなります。   子ども達は愛情を裏切ることはない純粋な心をもっています。今まで一回だって子ども達がボランティアさんの物を盗んだり、壊したりしたことはありません。むしろ僕の忘れ物を大切に保管してくれているくらいです(笑)。

信頼感が生まれることで、普段は物乞いをしているような子でも、一生懸命、与えられた愛情に応えようとするようになります。   子ども達にとっても、フィリピンを訪れる日本人(外国人)にとっても、今までなんのためらいもなく楽しく同じ空間を過ごすことはこれまでなかったんじゃないかなと思います。ボランティアさんが全力で遊んでくれる時間は、きっと彼らの将来にも大きく影響するんです。  

 

「ボランティアさんからよく聞く声」

  ―1人でも多くの人に、子ども達の成長を一緒に感じてほしい!   子ども達と遊んだ後のボランティアの方

まず、一番多いのは「元気をもらいました!でも....疲れました!」の声ですね。それは、子ども達と思いっきり遊ぶこともそうですし、今まで見たことのない状況を見ることで色んなことを感じ頭でいっぱい考えるからこそです。   繰り返しますが、おそらく皆さんが思ってる以上に子ども達は元気でパワフルです!そんな姿を見て、彼らの元気良さと子ども他達の暮らしの背景とのギャップにびっくりされる方が多いですね。現地で思ったことを言葉にまとめきれず日本に帰国してからメッセージを下さる方もたくさんいらっしゃいます。また、参加してもらうことで初めて、本当の意味で「セブンスピリットがどうして、どうやって子ども達を応援したいのか」を理解して頂けると思います。   そして、参加した人、共感して頂いた人には是非、帰国後も活動の一部になってほしい。子ども達の成長を一緒に感じていただきたいんです。    

 

—以下よりスタディーツアーの詳細はこちら スタディーツアー参加者募集中!