こんにちは!ヒデ(@Akihide7Noguchi)です。
セブンスピリットの被災地支援プロジェクト【P[L/R]AY FOR PHILIPPINES】に、皆さまから早速沢山のご支援を頂いております。
11月15日時点で61,000円の義援金が集まり、本日までに現地事務所で
米 200kg
缶詰 360個
インスタント麺 480袋
飲料水(1.5L) 120本
を用意できました。
義援金を託して頂いた皆さま、情報拡散にご協力いただいた皆さま、チャリティコンサートの企画を早速はじめて下さっている皆さま。
全ての皆さまの気持ちを代表し、メデリアンの120世帯の被災者家族に明日18日、支援物資を直接届けることが出来ます。本当にありがとうございます。
今日の午後は、スタジオにて支援物資のパッキング。
音楽教室が終わった後も子どもが帰ろうとせず、皆一生懸命お手伝いをしてくれました。
僕たちの教室に通う子ども達は、ほとんどがスラムエリアに暮らす貧困層の出身。
普段は、どちらかというと「支援される」側にいて、その立場に慣れている人々も少なくありません。語弊を恐れずに言えば、構造的な貧困の中で、外部から支援をされ続けることで自主性を失い、周りからのサポートへの精神的な依存性を高めてしまっているという問題も指摘されます。
国際協力の文脈でよく引用される格言に「魚を与えるのでなく、魚の釣り方を教えなさい」というものがあります。魚を与え続けられた人は、いつまでたっても自らの力で自立することが許されないという例えです。
今、台風で生活の術が一時的にすべて奪われてしまっている被災者の皆さんにとって必要なものは「魚」そのもの。だからこそこうして私たちも支援物資をいち早く届けようとしています。
ですが、上述の通り「構造的な貧困の中にいる」セブンスピリットの子ども達には、「魚の釣り方」を教えなければ、もっと言えば「チームで効率的に魚を手に入れ、分配する方法」を教えなければいけないのです。
いつもアンサンブル音楽の体験の中で、お互いのパート(役割)をチームの中で気持ちよく果たし合うことを学んでいるセブンスピリットの子ども達が、今日だって本当はお腹を減らしているはずの彼らが、こうして率先して「今最も困っている人」のために皆で協力している姿が、とても頼もしく、誇らしく、そして愛おしく思えた時間でした。
こちらはスタジオのほど近くに最近完成したばかりの体育館。被害の大きかったサマール島の被災者が避難してきていました。
避難民の約半分が18歳以下の子どもであることに驚き、
「学校に通えない子ども達に、アンサンブル音楽で教育を!」が合言葉のセブンスピリットだからこそ力になれる方法がまだまだあるのではないか、新たな問いかけが生まれた瞬間でした。現場担当者の方とも早速話をし、力になれる方法を模索しています。
まずは明日、しっかりメデリアン現地の皆さんに物資を届けてまいります!
引き続き、セブンスピリットでは皆さまからのご支援を受け付けております。
復興はまだまだ始まったばかり。どうぞ皆さまからのご協力を宜しくお願い致します!
義援金やチャリティコンサートの企画・出演などの方法で皆さまにご参加頂けるセブンスピリットの被災地支援プロジェクト【P[L/R]AY FOR PHILIPPINES】へのご支援は、こちらからお願い致します!